Rubyist近況 Advent Calendar 2021

この記事は Rubyist近況 Advent Calendar 2021 - Advetar の12月17日の記事です。前日は kei-s さんでした。

東京に出て来てから10年たった

2021年11月27日で東京に引っ越してきてから10年が経過した。10年前に東京に出てきた理由は前々職に入社するためだった。このときの引っ越しは、生まれて初めての北海道外への引っ越しだった*1。2021年は初めて RubyConf に参加した年でもある。そして、この RubyConf への参加が私の初海外でもある。いま思うと、2021年は私にとっては起きな転機となる年だったと思う。

はたして、2021年は10年後の2031年に「2021年は転機となる年だったね」と言えるような年だったかな?どうかな?

現職に入社してもうすぐ5年がたつ

2022年2月1日で現職に入社して5年が経過する。つまり、現時点で入社から4年10ヶ月が経過してている。これは私にとって最長勤続年月である。2番目に長いのは4年4ヶ月いた前々職である。

現職では入社当初から一貫してOSSの開発をし続けている。1年目は PyCall をやった。PyCall は1年である程度基礎ができたので、2年目は MXNetRuby バインディングの開発をやり始めた。しかし「Ruby では深層学習より先にやるべきことがある」と考え直し、2016年頃から目をつけていた Apache Arrow にピボットすることにした。それで2年目の途中から須藤さんのチームに参加して Apache Arrow C++ や Red Arrow の開発に取り組んだ。3年目は Apache Arrow の開発と Charty の統計的可視化機能の開発の2つに注力し、4年目は主に Charty の統計的可視化機能の開発を継続した。

このように現職では1年ごとに注力するテーマを決めて Ruby のデータ解析対応に取り組み、ときどき思いつきで新しいことをスポットでやったりしていた。たとえば 2019年には UnicodePlots.jl を見つけて、これを Ruby に移植したいと思って unicode_plot.rb を作ったりしていた。PyCall や IRuby の改善・バグフィックスなども、気づいた時に少しずつ対応するやり方で続けていた。

で、あと約2ヶ月で5年目である。「5年目もこのやり方で Ruby のデータ解析対応業を続けるとしたら何をテーマにするんだろう?」とか、「1つの会社に5年以上在籍したことないんだけど5年以上いても大丈夫なんだろうか?」とか、「そろそろ Julia で仕事がしたいな」とか、いろんなことを考えている。

子供が4月から小学生

子供が4月から小学校に入学する。お受験はしなかったので公立の小学校に入学する。実はお受験をするつもりで、保育園内でやってる受験対策の課外授業をやらせていたのだが、予想外の理由で受験に失敗した。その理由は「子供がランドセルの色を決めていた」こと。受験して行く小学校では好きな色のランドセルは使えないからね・・・

カメラについて

主に子供を撮影するために2018年に α7III を買ったのがきっかけで沼にはまり、いまはもう完全に沼の住人である。

最新技術を駆使したバキバキに映るすごいレンズより、味わい深い写りの古いマニュアルフォーカスレンズの方が好きだし、超高速 AF で連写するよりレンジファインダーでゆっくりフォーカスを合わせて撮影する方が好き。特にコシナのレンズのヘリコイドの感触が好き。これは、おそらく、機械を操作している感覚に喜びを感じているのだと思う。そのおかげで自分に一番合うカメラが M 型 Leica になってしまったのが運の尽きである。お金が足りない。

最近は、77Lサイズの防湿庫に納まらない数のカメラとレンズを所有するまでになってしまったので、そろそろ防湿庫のサイズを大きくしたいなと考えている。

まとめ

私の近況を思いつくままに書いてみた。2022年に自分が何をやっているのか今から楽しみだ。

明日の近況は yancya さんです。

*1:ちなみに、北海道外に転職することにした理由は2つだった。ひとつは、Rubyの仕事がやりたかったこと。もうひとつは、寒さと雪が嫌いでいいかげん北海道を出たかったこと。2つとも叶ったので良い判断だったと思う。雪が降る限り北海道に戻ることはないだろう。