ちくま学芸文庫の数学書の Kindle 版がたくさん増えていた

最近、吉田洋一『ルベグ積分入門』を通勤中に読んでいる。この本は今までにチャレンジした測度論・ルベーグ積分論の教科書のどれよりも分かりやすい。第1章を読むだけで「リーマン積分とは何で、ルベーグ積分はリーマン積分と何が違うか」がきちんと分かるように書かれている。第3章で外測度が出てくるまでの流れもとても分かりやすい。読んでいてとても楽しい本だ。

Kindle に慣れてしまうと、通勤中に紙の書籍を開いて読むことが結構苦痛である。この本がとても良いので、もう一冊買って bookscan に送り、PDF を Kindle に入れて持ち歩いた方が便利だろう。そんなことを思いながら、amazon の商品ページを見に行ったら Kindle 版の存在に気がづいた。ちょうど1年前の2017年3月17日に Kindle に対応したようだ。ちくま学芸文庫の数学書はほとんど Kindle 対応していなかった記憶があり、しかもいま持ち歩いてる紙版の書籍は楽天ポイントで買ったため、Kindle 版の存在に気づいていなかった。

ちょっと気になったので、他のちくま学芸文庫Kindle 版がどのくらいあるのか検索して見た。すると、去年1年間でたくさん Kindle 対応したらしく、こんなに多くの書籍が Kindle に対応していた。

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とても良い時代になったなぁ。